AFC-HDアムスライフサイエンスグループのSDGs | 地元に根ざした地産地消の取り組み
AFC-HDアムスライフサイエンスグループ(以下、アムス)は、国内外でさまざまな事業を展開しながらSDGsにも積極的に取り組んでいます。また、アムスの子会社である株式会社なすび(以下、なすび)も、同様に静岡を中心に飲食業を展開しながら、地産地消や地域に根ざした取り組みでSDGsに貢献しています。
今回は、アムスとなすびの共同インタビューという形で、それぞれの事業内容やSDGsの取り組み、今後の展望についてお聞きしました。
アムスの事業とSDGsの取り組み
アムスはサプリメント販売に留まらず、多様な事業を展開しているグループ企業です。ここではまず、アムスの事業内容やSDGsの取り組みを伺います。
サプリメントの製造販売を軸に、グループでさまざまな事業も

───本日はよろしくお願いします。まずは、アムスの事業内容を教えてください。
前川さん 株式会社AFC-HDアムスライフサイエンス 取締役総務部長の前川と申します。弊社のメイン事業はサプリメントの製造販売です。また、国内外350から400社ほどのお客様からの受託製造も請け負っています。その他の事業展開としては、サプリメントの研究開発・製造の他に、子会社のAFCという会社で自社ブランドの販売も行っています。
───グループ全体で、さまざまな業種の事業を行っているとお聞きしています。
前川さん グループ会社が数多くあり、不動産事業、建設事業、観光事業、飲食事業などを行っています。中国にある2つのグループ会社では健康食品や医薬品の販売を行い、M&Aという形でのベトナムのグループ会社では給食の事業を行っています。
日本語学校の運営はSDGsの理念に則った事業

───日本語学校を運営していると伺っていますが、こちらについてお聞かせください。
前川さん 国内で事業を行うだけでは企業の経営が難しくなることが予想されるため、今後はどの企業でも海外への事業展開が必要です。そんな中、弊社では2023年4月から日本語学校を運営しており、質の高い日本語の教育を受けて日本で働きたい、国に戻って日本と関わる仕事がしたいという方の学びの場となっています。
生徒には留学生という形で日本語を学んでいただき、卒業後は優秀な人材として弊社で働いていただくこともあります。これは、質の高い教育がSDGsの目標の1つとして掲げられていることからも、日本語を学びたい、日本で働きたいという方のお役に立てる、SDGsの観点からも大切なことだと考えています。
ソーラーパネルの設置で電力消費とCO2を削減している

───その他にも、SDGsに関して行っている取り組みはありますか?
前川さん SDGsの取り組みに関しては、まずはできるところから始めようと考えました。弊社では製造工場で多くの電気を使っているため、3年ほど前に始めたのがソーラーパネルの設置による電力消費量とCO2排出量の削減です。
毎日の発電量などはモニタリングしています。実際に使う電力全てを賄うのは難しいですが、補完することはできています。そして現在進めている取り組みが、CO2削減量の「見える化」です。これは静岡銀行からいただいたお話で、仕組み作りに取り組んでいるところです。
───社員の方のSDGsに対する意識は、どのように感じていらっしゃいますか?
前川さん 社員もSDGsに積極的に対応してくれています。特に若い方の意識の高まりが顕著だと感じます。新規で学生を採用する際、面接で「御社のSDGsの取り組みは何ですか」と聞かれることがあるなど、SDGsに対する認知や意識は、やはり若い世代の方が高まっていると感じます。
なすびの事業やSDGsの取り組み

なすびは地元を大切にして、地元の食材を使った地産地消の飲食店を多数経営している企業です。ここでは、なすびの事業内容やSDGsの取り組みについてお聞きします。
なすびは地産地消に取り組む地元に根ざした企業
───続きまして、なすびの藤田さんにお話を伺います。まずは、なすびの事業内容について教えてください。
藤田さん 株式会社なすび 専務取締役の藤田と申します。弊社は1975年に当時の清水市、現在の静岡市清水区で、先代の私の父がわずか17坪のお店から始め、2025年で創業50周年を迎える会社です。創業当初から地産地消、要するに地元のものを地元で食べていただくということを理念として掲げています。
創業当時は女性が外食をする場所が少なかったため、「女性も安心して飲食できるお店」「地元の食材を活かしたお店」「地元の文化をしっかり発信できるお店」を目指してオープンしました。
───「なすび」という覚えやすい社名ですが、どのような由来からなのでしょうか?

藤田さん 社名の由来は、初夢に見ると縁起が良いとされている「一富士、二鷹、三茄子」で、これは徳川家康公が晩年静岡で暮らしていた際に、高いものの3大名詞と言われたものです。1番が富士山で、2番目が富士山の横にそびえる愛鷹山(あしたかやま、当時の足高山)、もしくは家康の興味が高かった鷹狩り、3番目は清水の三保折戸地区で取れる茄子の価格です。一の富士ではでおこがましい、二の鷹ではどっちつかず、三から始めてしっかりと足元を見つめて一を目指そうということで、なすびという社名になりました。
───飲食業とのことですが、どのような種類のお店を展開しているのですか?
藤田さん 現在は静岡、富士市、横須賀市、沼津市で和食をメインに飲食店を17店舗を展開しています。また、洋食、素麺のお店、回転寿司のお店なども展開しており、接待、デート、宴会、観光など、それぞれの料理とお客様の利用動機がマッチした展開をすることで、リスク分散しながらドミナント経営(特定地域内で店舗展開を集中させることで、経営効率を高める経営法)をしている会社です。
また弊社では、野菜や魚、肉など、地元で採れたものを扱っています。今でこそ、地産地消という言葉は聞き慣れた言葉ですが、地元を愛して、地元の中で、地元に貢献していくという基本理念を基軸に商品開発を行っています。
選茶割りで地元の課題解決に寄与

───静岡の名産である「お茶」を使った商品を開発されていると伺っていますが、こちらはどのような経緯で生まれたのでしょうか?
藤田さん お茶を使った商品が生まれたのは、弊社が地元の課題を解決していこうという考えを持っているからです。私が東京でのサラリーマン生活を終えて静岡に帰ってきて、5月頃に静岡の街を歩いているとお茶の良い香りがしました。そこで、お茶にこだわったお店でお茶が飲みたいと思ったのですが、そういったお店を見つけることができなかったという出来事がありました。
───たしかに日本茶を楽しめるお店はあまり見かけませんが、お茶が名産の静岡でも同様なのですね。
藤田さん 一方でペットボトルでお茶を飲むのが主流になり、リーフ茶がどんどん衰退してお茶農家が苦労しているという現状があります。そこで浮かんだのが、緑茶でお酒を割る「お茶割り」という静岡の文化です。緑茶割りで使われている緑茶は、粉茶やペットボトルのお茶が主流であるため、リーフ茶で割ることを考えました。
弊社では、静岡県産の米焼酎を静岡県産のお茶で割って飲んでいただけます。そして、清水のお茶や静岡のお茶など、お茶の産地が選べる「選茶割り」というメニューを作り、水出しのリーフ茶で米焼酎を割るという文化を作りました。
このように、お茶農家の茶葉を使った文化を発信し、静岡が抱える課題の解決に少しでも寄与できるような商品開発を、お茶農家の方と一緒に行っています。
───課題の解決という観点では、どの程度の手応えを感じていらっしゃいますか?
藤田さん 静岡市内には数多くのお店があるため、全体としてボーダーを超えるような広がりにまでは至っていませんが、啓蒙的な意味ではお役に立てていると思っています。農協や農家、漁港、地元の商工会議所などからも高い評価をいただいています。
利益と地元のPRを両立した三者連携の取り組み
───なすび単体ではなく、観光地なども巻き込んだ事業を展開しているそうですが、どのような形態の事業なのでしょうか?
藤田さん 2000年に国連がMDGsというミレニアム開発目標を掲げた頃から、CSR(企業の社会的責任)などが騒がれ始めました。弊社は当然のごとく昔から行っていたことなのですが、MDGsが2015年からSDGsに変わっていく中、国連が掲げる目標について考えるだけでなく、目標と取り組みをどうマッチさせて発信していくかを考えました。
弊社の売り上げの10%ほどは県外からのお客様で成り立っています。例えば、県外から観光バスで伊豆に行く途中のランチや、東京からの帰りの食事などです。そして、今後は観光が一層注目を集めると思い、観光に目を向けて取り組みを始めました。
しかし観光といっても、弊社が食事処としてなすびを紹介して静岡をPRしても、観光地や観光に携わる企業、お客様にとって面白味がありません。そこで、三者連携での取り組みを考えました。
例えば、国宝に指定されている久能山東照宮には、日本平ロープウェイという非常にきれいで珍しいロープウェイがあります。それを利用して、久能山東照宮の特別参拝として、普段見れない本殿の見学とお払い、落雁というお菓子付きの特別観光プランを作り、プランの中にロープウェイの利用やなすびのお料理も組み込みました。こうした三者連携で静岡をPRしていこうと考えた取り組みです。
松葉かきは世界遺産を守るための清掃活動

───自社の利益だけでなく、観光地の利益やPRにもつながる素晴らしい取り組みですね。他にも地元に根ざした取り組みはありますか?
藤田さん 2013年に、三保松原(みほのまつばら)が世界文化遺産に「文化遺産」として認定されました。三保松原に行ってからなすびで食事をして、観光して帰られるという方も非常に増えていました。
そんな中、コロナ禍で売り上げが9割も落ち込みました。社員も自宅待機になったため交流する場がなくなってしまいました。そこで始めたのが三保松原での取り組みです。三保松原の松は、枯れると落ち松葉が松の下の地面に堆積します。この落ち松葉は腐葉土になり、一見良いことのように見えますが、実は腐葉土から雑草が生えて松の栄養分を奪い、さらに雑草が大きくなると光を遮ってしまいます。
三保松原の松は人工的に植えられたため、昔は松葉かきで集めた落ち松葉でお風呂を沸かしたり、料理を作ったりしていましたが、今は電気も水道もガスもあるため松葉かきの風習もなくなってしまいました。しかし、落ち松葉をそのままにしておくと松がどんどん枯れていってしまうため、世界遺産になった際、地元の静岡新聞社が清掃活動のために作ったのが「ふじさん部」という部活です。
新聞社はマスコミであるため影響力も大きく、人を集めてギネスに挑戦するなど非常に良いムードでしたが、活動開始から5年ほど経った2018年ころに引き継ぎのお話をいただき、弊社が受け継いで2人から取り組みを始めました。
───新聞社の取り組みを引き継いだ形なのですね。引き受けようと決めたのはなぜですか?
藤田さん やはり地元ですし、私たちが生まれ育った町の唯一の世界遺産であるため、これを守っていかなければいけないと考えたからです。翌年からコロナ禍になり社員の交流もできなかったため、三保松原の清掃なら屋外ですし交流も可能だろうと考え、社を挙げての清掃活動を始めました。
しかし、弊社の社員とアルバイトを集めても400人ほどにしかならないため、地元の企業にお声掛けさせていただき、市議会議員や地元企業の社長、学生などで一般社団法人を作り毎週土曜日に清掃活動を行っています。先週で106回目にまでなったのですが、雨の日以外は毎週必ず行い、最初は2人だった活動が今では平均して30名以上が来てくれるようになりました。
2022年には親会社のアムスと一緒に300人規模での清掃活動も行っています。こうしたアムス主体の活動もこれから定期的に行い、地元の新聞に載せていただくなどして啓蒙活動にも力を入れていきたいです。
3ringsで廃棄物を商品や活動資金に

───自社だけの取り組みで終わるのではなく、他企業などにも広げたのはすごいですね。
藤田さん さらに、集めた落ち松葉をメニュー作りに取り入れることも考えました。集めた落ち松葉と藁を混ぜ、脂の乗った鰹(カツオ)や鰤(ブリ)をあぶってタタキにし、松の香りが乗ってとても香り豊かな「三保松原焼き」という商品を作りました。この三保松原焼きは、売り上げの一部が保全活動に寄付されるという循環型のメニューにもなっています。厄介者の落ち松葉を商品に変え、保全活動にもつながる取り組みということで、全国放送でも取り上げていただきました。
───清掃で落ち松葉を集めることが、直接的にも間接的にも保全活動につながっているのですね。
藤田さん 今ではさらに取り組みを広げていますが、弊社はあくまで料理屋のため、さまざまな事業を行うのは限界があります。そこで、集まってもらった10人のメンバーで落ち松葉でできた紙を作りました。パルプの中に落ち松葉を混ぜた「みほのまつがみ」という紙で名刺を作り、地元で100社以上の企業に採用していただいています。その売り上げの一部を私たちの取り組みの運営費に当てているという形です。
ただ焼却処分するのではなく、地元でゴミとなっているものを商品に活かし、売上を活動費に当てる。この活動を3rings(スリーリングス)と呼んで、「1000人のチカラで1000年先まで三保松原の景観を守る」という理念のもと活動しています。
そして、この3ringsの取り組みは、ただ商品を開発するだけではありません。松葉かきに来ていただいて、その後清水港を巡ってなすびで食事をして帰るというバスツアーが非常に好評を博しています。今までは単なる作業でしかなかった清掃を観光体験の一部に取り込み、より多くの方に地元に来ていただく取り組みになっています。
ネイチャーポジティブの発信で若い世代を地元に残したい

───3ringsの活動は多岐にわたった素晴らしいものですが、SDGsに興味関心が高い若い世代に対しては、何か取り組もうと思っていることはありますか?
藤田さん 若い世代がSDGsに強い興味を持ち、授業の中にも組み込まれていく中、次のキーワードとしてネイチャーポジティブという言葉が広がるのではないかと思っています。
地球温暖化や気候変動などによって今後生態系が大きく変わるであろう中で、取り組みとして企業に何ができるか、自然をどのようにポジティブに捉えていくかということが非常に重要になると考えています。
弊社は飲食店であるため、ネイチャーポジティブやSDGsの考えを商品にしやすく、すぐに反映することが可能です。そのため、親会社であるアムスと組んでネイチャーポジティブを若い世代に発信し、学生が地元に残ってくれるきっかけになればと考えています。
───具体的な計画などはありますか?
藤田さん 通常の就職ガイダンスなどでは、どうしてもリクルートスーツを着て、大きな会場で企業の説明を聞くという形になります。しかしこうした形を逸した、世界遺産を清掃しながら企業と学生がざっくばらんに会話ができる場を提供することを考えています。
地元にこんな取り組みをしている企業があるんだということを知ってもらい、生の声を聞いてもらうことで、都市集中の今の人口体系を変えて、地元に残ってもらえるような取り組みにつなげていきたいです。
三保は良い気が流れる美しい地域

───なるほど。藤田さんの地元への強い想いを感じます。
藤田さん 私は三保で育ったため、子どものころは富士山が見えることも、海がきれいなことも当たり前でした。その後地元を離れて東京に行き、東京の友達を連れて帰ってきたときにはやはり三保に連れていきますし、三保がこんなにきれいな場所であると地元の人が気づいていないことが、勿体なくてなりません。
静岡の世界遺産は三保松原が唯一のものですし、来ていただくと分かるのですがとても良い気が流れている場所でもあります。ですので、三保は将来にわたって守り続けていきたいという思いがある場所です。
今後の展望やSDGsへの想い

さまざまな事業を展開し、SDGsにも多大な貢献をしているアムスとなすびですが、今後の取り組みについてはどのように考えているのでしょうか。ここでは、アムス、なすび、それぞれの展望や想いについて伺います。
若い世代の想いが大人世代の力になっている
───若い世代はSDGsに強い関心があるというお話がありましたが、実際に若い方に触れてみてどのような感想をお持ちですか?
藤田さん 私たちの取り組みは、若い方たちがLINEやFacebook、ホームページで発信をしてくれていますし、地元の高齢者と交流をしながら清掃活動をしてくれています。私は来年50歳になりますが、自分たちがこれから生きていく地球を守るためにはどうすれば良いのかなどと考えることは、私たちの世代ではきれい事と言われることもあるのが実情です。
しかし、今の若者はこうしたことを本当に真剣に考えており、高校生が大学を選ぶ際にも、これからは農業や漁業の時代であると考え、食や生態系に関わるところに非常に興味を持っていると感じます。お金がすべてではなく、自分たちの生活の中でSDGsをどのように捉えていくかを考えていますし、SDGsが学校教育に取り入れられたこともあり、日本全体がそういう形にシフトしてきているのではないでしょうか。
若い方は、私たちがどのような取り組みをしているのかに興味を持って聞いてこられますし、若い方たちの力によって大人が動かされているのを非常に強く感じています。決定権や財力があって、実際に動くことができる大人、企業人が取り組んでいくことにとても大きな影響があると思っています。
グループで連携してさらにさまざまな取り組みへ
───今後の展望についてお聞かせください。
前川さん 現状は、まだまだ取り組みが十分ではないと感じています。今後に関しては、従業員と相談しながら会社として何ができるかを考えていくことが、会社としての大きな取り組みにつながっていくと思っています。ですので、従業員と相談しながら会社としてできることを進めていきたいですし、世代を超えた良い意見が出てきてほしいと思っています。
藤田さん 弊社は食という商品化しやすいものを扱っているため、SDGsに取り組みやすく小回りも利きます。今後はこうした取り組みやすさを強みとしてアムスと連携し、SDGsを推進していきます。
また、静岡市は政令指定都市の中でも人口流出率がかなり高い都市であるため、こんな素晴らしいものがあって、こんな取り組みをしている企業があって、こんな素敵な場所があるということを若い方に知ってほしいです。また、SDGSやネイチャーポジティブを通じて、静岡が緑や海といった素晴らしい資産を持った町だということを、子どもたちに根付かせる取り組みを推進していきたいです。
さきほどお話した松葉かきにも、高校生がとてもたくさん来てくれます。高校生のうちから松葉かきに参加してもらうことで、郷土愛を醸成したいと考えており、いろいろな高校を回って参加を呼びかけています。結果、毎週のように生徒会単位や学年単位、授業の一環などで参加していただき、ただの掃除なのに「とても楽しい」と言っていただいています。
私たち大人には気づけなくとも、子どもたちにはとても大きな価値があるということはよくあることです。そういった目に見えないものにしっかりと価値を見出し、発信し、取り組み続けていくことが大切ですので、企業全体を巻き込んで取り組んでいきたいと思っています。
地元や日本人の良さを活かして取り組んでいく
───最後に、読者の皆さんへのメッセージをお願いします。
前川さん 企業でも取り組め、個人単位でも取り組めるのがSDGsです。弊社もグループ全体としてさまざまな発信や取り組みをして、多くの企業や個人を巻き込んだ活動に広げていければと考えています。
藤田さん お金をかけなくても、地元には隠れた名品があります。それが実は地元にとって本当に大切なものですので、ないものねだりをするのではなく、価値のあるものを探しながら取り組みをしていくことが重要です。取り組みを思いついて終わるのではなく、思いついたら実行し、さらにはそれを発信していくことが、企業の価値を高め、町の価値を高め、日本の価値を高めていく。日本全体がそういうムードになっていけばと思っています。
国際競争が激しくなっていく中、日本には観光文化、人の良さ、時間を守る規律、道徳など、非常に素晴らしい文化があります。今は円安に傾いているため経済的に弱い部分がある日本ですが、心の豊かさや自然の豊かさ、規律や道徳心などを付加価値にして、それを海外に向けて発信をしていくことで日本全体が盛り上がってくるはずです。それはまさにSDGsとして日本人がしっかりと成し得る部分だと思いますので、ぜひ日本全体で取り組んでいければと思っています。
───本日は貴重なお話をありがとうございました。
アムスは企業や個人と手を取り合い、取り組みの輪を広げていく
今回はグループ全体として、なすびという企業単体として、双方の視点からお話を伺いました。それぞれ単独の取り組みはもちろんのこと、連携しての取り組みには大きな期待感を持ちました。国内外で目覚ましい躍進を遂げているアムスは、これからも日本で、そして世界で、SDGsに多大な貢献をもたらしてくれることでしょう。
アムスやなすびの取り組み、事業に興味がある方は、ぜひ一度ホームページを覗いてみてください。
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