株式会社平プロモートは先端テクノロジーで企業のビジネスとSDGsの未来を支える

株式会社平プロモートは先端テクノロジーで企業のビジネスとSDGsの未来を支える

2023.12.08
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高い専門知識を有し、最先端のテクノロジーを駆使して企業のビジネスを支え続けている「株式会社平プロモート(以下、平プロモート)」は、事業と社内環境の両面からSDGsに積極的に取り組んでいます。
今回は事業推進室室長の阪本さんに、平プロモートの概要や事業内容、SDGsへの取り組みや想い、事業の展望についてお聞きしました。

専門知識と先端技術で企業を支える平プロモート


専門性や技術力を活かした事業を展開している平プロモートですが、具体的にはどのような事業を行っている企業なのでしょうか。ここでは、阪本さんがご所属の事業推進室の業務内容と、平プロモートの社風、主な事業内容について聞いていきます。

SDGsにも取り組むアットホームな社風

───本日はよろしくお願いします。まずは、阪本さんが所属されている事業推進室の業務内容についてお聞かせください。

阪本さん 「株式会社平プロモート」事業推進室の阪本と申します。事業推進室というのは、弊社のバックオフィス業務や新規事業立ち上げの支援などを行っている部署で、SDGsやESGに関する取り組みの旗振り役も担っています。

───職場の雰囲気はどのような感じですか?

阪本さん 弊社のスタッフには、自動車が好きな社員や、絵を書いたり何かを制作したりすることが好きな社員が多く、社員数は150人程でアットホームな雰囲気になっています。

ESGとはEnvironment(環境)のE、Social(社会)のS、Governance(ガバナンス)のGそれぞれの頭文字をとった言葉で、企業の持続可能性や社会的な責任を評価する際の、3つの主要な基準を指しています。また、ESG投資とは、ESGの要因を評価して投資判断を下すアプローチのことです。

主な事業はクライアントのビジネス課題の解決


───平プロモートの主な事業内容を教えてください。

阪本さん 弊社はクリエイティブとITテクノロジーで、クライアントのビジネス課題の解決に貢献する企業です。モビリティ(主に自動車メーカー・サプライヤーに向けた技術資料の提供)やファクトリーオートメーション(工場の生産工程の自動化システム)、ヘルスケアといった分野を対象に、マーケティングやアフターサービスの支援、DX開発、専用ツール開発、標準化などを通じて、企業のビジネスを支えています。

例えば、自動車の複雑な新技術・新機構をセールスマンやメカニックに教育するための映像コンテンツ、一般ユーザー向けにわかりやすく解説したコンテンツなどを制作することにより、人材育成や販売促進、カーライフサポートに貢献するサービスを提供しています。

事業と労働環境の両面から企業や人・SDGsに貢献


平プロモートが高い専門知識や先端技術を活かして企業を支えていることが分かりました。では、具体的にはどのような技術・分野で貢献されているのでしょうか。ここでは、平プロモートの具体的な事業内容や働きやすさへの取り組み、SDGsの取り組みについて伺います。

専門知識を活かして製造業を活性化させている


───ここからは具体的な事業内容についてお聞きします。まず、自動車関連の事業についてお聞かせいただけますか?

阪本さん はい、自動車メーカーやサプライヤー企業と直接お取引をさせていただいています。例えば自動車メーカーの場合、メンテナンスマニュアルや取扱説明書の制作、販売促進に向けた映像制作、メカニック向けの教育システム開発などを行っています。

元々、弊社の創業者は絵を書くことが得意な生産技術系のエンジニアでした。そのため、マニュアルに記載されている説明図の制作から事業が始まったという経緯があります。

製造現場を構築する際、口頭で説明するよりも、図や絵を描いて説明する方が早くて正確に伝わることに着目して立ち上げたのが弊社です。ビジュアライゼーションで人と人との情報の受け渡しを円滑にして、より製造業を活性化させるというコアミッションの下、事業を行っています。

例えば自動車では特に製造の効率化や安全性が求められるため、製造プロセスと私たちのコア技術の親和性が高いです。また、他の製造業でも同様のさまざまなサービスを行っています。

───映像制作や教育システムを開発されているとのことですが、こちらについて詳しくお聞かせください。

阪本さん 弊社の制作する映像は、エンターテインメントのアニメーションとは違います。プロのエンジニアや実際に販売するセールススタッフなどが学習に使用することが目的ですから、正確な表現が必要です。弊社の映像は、製品の仕組みや原理を熟知した専門のスタッフが制作するため、実際の動きを忠実に再現し、わかりやすい表現になっています。その点がお客様に喜ばれるポイントです。

ノウハウを活かしてヘルスケア分野への貢献も


───近年、ヘルスケア分野での事業にも力を入れているとのことですが、どのような経緯で始められたのでしょうか?

阪本さん 製造業は労働安全・衛生への関心が非常に高い業界です。しかし一方、医療や介護の現場では腰痛が問題になっており、労働意欲はあるものの腰痛で離職せざるを得なくなってしまうケースが後を絶ちません。労働災害の発生件数の推移を見ても、製造業では現場の改善活動が一気に進んだことで1960年代から減少傾向にあるのですが、医療や介護の現場ではむしろ増加傾向にあります。

そうした実情を目の当たりにし、弊社では製造業の現場に貢献していたノウハウが活かせるのではという思いをずっと持っていました。ご縁があって介護の仕事とつながりができたことを機に、ヘルスケア分野の労働環境改善に向けたビジネスを始めました。

高齢者の事故を防ぐ最先端技術を開発中


───具体的にはどのような事業を行っているのですか?

阪本さん IT開発に力を入れており、行動解析AIのシステム開発などを行っています。例えば介護施設では、高齢者がベッドから立ち上がろうとする際に誤って転落して骨折するといった事故が後を絶ちません。弊社の開発したシステムは、転落する前にAIが次の行動を予測して、リスクが高いと判断するとナースステーションにアラートで知らせるというものです。こうした、事故を未然に防ぐための技術開発を、アマゾンのAWS(Amazon Web Service)や介護施設と共同で行っているところです。

───そんな高度なシステムを開発されているのですね。転倒する前に知らせるというのは驚きました。

阪本さん 転倒してからではやはり遅いので、まず画像から抽出したボーン(3DCG製作で人物の姿勢を指示する骨組み)の動きでその人のモーションをAIに学習させます。そして、立ち上がろうとする前に次のモーションを予測し、予測したモーションのリスク値の計算が一定の閾値を超えた場合にアラートを出すという仕組みになっています。

システムの応用で労働者側のケアも可能に

───利用者にも職員にも安心なシステムですね。このシステムは他にも何か応用されているのですか?

阪本さん ここで先ほどの腰痛の話とつながるのですが、高齢者の事故を防ぐだけではなく、働く人にも貢献できるシステムを目指しています。例えば、ベッドで横になっているお年寄りをケアする際には前かがみになりますが、腰などに負担がかかる姿勢不良に対しても同じ技術を用いて検出し、ケアを行う側の安全も確保することができます。

他にも、介護施設全体のスタッフの動きを追跡し、無駄のないスタッフの動きを支援する、全体最適に向けたシステムとしての発展も目指しているプロジェクトです。

働く方にとってより働きやすい環境や、職場の仕組みづくりに取り組むことによって、クライアント企業自体のサステナビリティの向上や社会課題の解決に向けて前進していただくことが、私たちが提供している価値だと思っています。

フレックスタイム制とリモートワークで働きやすさを実現

───SDGsに関わる取り組みとして、社員の方の働きやすさへの取り組みをされているそうですね。こちらについて詳しくお聞かせください。

阪本さん コロナ禍以前からフレックスタイム制を導入しています。フレックスタイム制は、社員ができるだけ働きやすい環境にするために、例えば「病院に寄ってから出社したい」「子どもの学校行事があるから早く帰りたい」「繁忙期がやっと終わったから、その分今週は少し早く帰りたい」などといった、社員それぞれの状況に応えるための仕組みとして導入したものです。私自身も、朝に用事がある際などにフルに活用させてもらっています。

───フレックスタイム制は、家庭の事情がある人などは本当に助かる制度ですよね。他にも導入している制度はありますか?

阪本さん リモートワークをコロナ禍を機に取り入れるようになりました。当初はもちろん感染リスク軽減のためだったのですが、家庭や健康などさまざまな事情を抱えた社員が無理なく仕事ができるように現在も継続しています。

完全に在宅勤務をしている社員や、逆に完全に出勤して働いている社員、それらを併用している社員など、弊社ではそれぞれの事情やワークスタイルに合わせた働き方が可能です。週の中での出社日をチームで共有し、ミーティングの予定をあらかじめ立てるなど、業務スケジュールが組み立てやすいような形で取り入れています。

社員に行ったアンケートでも、「業務が忙しい時は、みんなで協力して少しでも早く終わらせようとしてくれる」「社員の状況に合わせて仕事を割り振ってもらえ、とても助かっている」などといった声が挙がっており、社員の働きやすさに大きく貢献する取り組みになっています。

ペーパーレス化や社用車の変更でエコを推進している


───他にも、SDGsの観点から取り組んでいることはありますか?

阪本さん ペーパーレス化に向けた取り組みを適宜行っています。例えば、社内での申請などはほぼ全てオンライン化しており、紙の書類を使用せずに済むようにシステム化・電子化を図っています。また、社用車にもハイブリッド車やFCV(燃料電池自動車)を取り入れるなど、エコな取り組みを少しずつ進めているところです。

国家プロジェクトにも採用される技術でSDGsへのさらなる貢献へ

平プロモートの持つ、専門知識や先端技術を活かした企業や人に貢献する事業、社員を大切にする働きやすさへの取り組みを見てきましたが、今後の事業や社会貢献についてはどのような考えをお持ちなのでしょうか。ここでは、平プロモートが参画している国家プロジェクトや、今後の事業を通じたSDGsへの貢献についてお聞きします。

国家プロジェクトへの参画で持続可能な社会へ取り組む

───今後のSDGsや社会への貢献という観点で、何か取り組んでいることはありますか?

阪本さん ある国で推進されているスマートネーション構想の一環として参画しているプロジェクトがあります。これは、交通渋滞の緩和や安全性の向上、環境負荷の軽減を目的とした交通システムに関するプロジェクトになっていて、具体的には交通量をリアルタイムで監視しながら、交通状況に基づいてそれぞれの車に最適なルートを案内するといったものです。そしてこの交通システムは、日本のITS(高度道路交通システム)よりも優れたシステムになっています。

弊社はこのプロジェクトに、システム利用に必要な車載機を設置するためのマニュアル制作や、車載機のメンテナンス方法の提案といった形で貢献させていただきました。このシステムが成功すれば、その国での渋滞緩和はもちろん他の国にも展開が可能になり、持続可能な社会に向けてより大きな貢献ができると考えています。

取引先企業と共にSDGsへのさらなる貢献を


───今後の事業への想いを聞かせてください。

阪本さん 弊社はモビリティやファクトリーオートメーション、ヘルスケアといった分野の大手企業と直接お取引をさせていただいています。立場的には直接意見を交わすことができるポジションにいるため、取引先企業と共に歩み、共に成長することができると思っています。

今後は、そういった協力関係をさらに強化し、クライアントビジネスにおけるSDGsへのさらなる貢献につなげると共に、業界自体のイノベーションやDXの推進、サステナビリティの向上などにも貢献していきたいです。

SDGsとビジネスの一体化でワクワクする未来へ

───最後に、読者の皆さんへのメッセージをお願いします。

阪本さん 株式会社平プロモートは、クリエイティブとITテクノロジーで、さまざまなビジネスの社会課題に貢献する企業です。私たちは、SDGsをビジネスと一体化させることにより、地球全体の持続可能な発展に一役買っていければと思っていますので、ぜひ皆さんと一緒にワクワクする未来を築いていきたいです。

───本日は貴重なお話をありがとうございました。

平プロモートは企業や人の未来を支え続ける

平プロモートが持っている専門知識や先端技術、そしてそれらを活かした事業や取り組みは、取引企業や関わる人たちだけでなく、社会全体にも貢献する素晴らしいものでした。さらに多くの国での貢献を見据える平プロモートのこれからに期待して、今後の取り組みにも注目していきたいと思います。

平プロモートの事業や取り組みに興味を惹かれた人は、ぜひホームページを覗いてその素晴らしさに触れてみてください。

▼平プロモートのホームページはこちら
平プロモート|クリエイティブ&テクノロジーでビジネスを加速させる

この記事の執筆者
EARTH NOTE編集部
SDGs情報メディア
「SDGsの取り組みを共有し、循環させる」がコンセプトのWEBメディア。SDGsの基礎知識や最新情報、達成に取り組む企業・自治体・学校へのインタビューをお伝えし、私たちにできることを紹介します。
身近なアイデアを循環させて、地球の未来をつなげていきましょう。皆さんと一緒に取り組んでいけたら幸いです。
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