リパックトナーが手元に届くまで|品質と安心を支える9つの工程

2025.08.29(最終更新日: 2025.12.19)

ケイティケイで製造している「リパックトナー」は、使用済みカートリッジをリユースして製造したトナーカートリッジです。

今回は、独自プログラムである「サステナブルパートナープログラム」の取り組みとともに、リパックトナーの回収から発送までの9つの工程をご紹介します。

ケイティケイのリパックトナーとサステナブルな取り組み

リパックトナーは、環境に配慮したリユース製品でありながら、高い品質を保つことを追求しています。また、「サステナブルパートナープログラム」を通じて、お客様とともにリパックトナーの循環サイクルを構築し、循環型社会の実現を目指しています。

リパックトナーについて

ケイティケイのリサイクルトナー

ケイティケイでは、インクリボンやリユースインク、あらゆるプリンター消耗品のリユースを行っています。中でもリパックトナーは、当社を代表するリユース製品です。

その生産拠点である駒ヶ根工場は、1998年の竣工以来、長い歴史と実績を積み重ねています。

駒ヶ根工場での活動・取り組みについて詳しくはこちら

サステナブルパートナープログラムとは?

サステナブルパートナープログラム

「サステナブルパートナープログラム」は、リパックトナーを起点としてはじまる循環型のプログラムです。

お客様による利用と返却、そこから入荷・生産・出荷までをつなぐ仕組みで、リパックトナーを中心とした持続可能なサイクルの実現に取り組んでいます。

QRコードを読み取ると、その場でリパックトナーの「環境貢献値」を確認できます。

廃プラスチック削減量と実質CO2削減量を見える化することで、環境貢献を実感いただけます。

さらに、参加すると1サイクルで最大50ポイントのYORIDORIポイントが獲得できるお得な特典があります。

用語解説
・環境貢献値:当社のリユース製品を利用することで達成した廃プラスチック削減量と実質のCO2削減量の数字
・廃プラスチック削減量:当社製品におけるリユースしたプラスチック量を計測した値から算出
・実質CO2削減量:環境省と経済産業省の策定したサプライチェーン排出量算定に用いられる排出原単位を基に当社にて算出

次の章では、リパックトナーが手元に届くまでの流れをご紹介します。

9つの工程で支える、リパックトナーの品質

この章では、リパックトナーが回収されてから発送するまでの全9工程をご紹介します。ぜひ工場見学をしている気分で読み進めてみてください。

1.回収|トナーの回収元を確認(サステナブルパートナープログラム)

お客様から返却された使用済みカートリッジを回収したのち、開梱・仕分けを行います。その際に、製品ごとのQRコードを読み取って、回収情報として記録します。この工程は、サステナブルパートナープログラムとも連動しています。

2.分解|プロの手で部品ごとに丁寧に分解

駒ヶ根工場でトナーを分解する様子の写真

回収されたカートリッジをひとつずつ分解し、部品の状態を確認します。
部品の劣化や破損がないかを目視で確認しながら、使用できるパーツと交換が必要なパーツを仕分けます。

3.クリーニング|汚れを除去し綺麗な状態に

駒ヶ根工場でトナーの汚れをふき取る写真

この工程では、表面や内部についている汚れを丁寧に拭き取ります。印字品質に直結する「ワイパーブレード」もここで検査され、微細な傷も見逃さないよう慎重にチェックしています。機械による検査と人の目による確認を組み合わせ、プリンター機種ごとの特性に応じた対応を行います。

ワイパーブレードの検査について詳しくはこちら

4.部品交換|安全性・耐久性を支える判断と交換

駒ヶ根工場でトナーの部品交換をしている写真

クリーニングと検査を終えたカートリッジは、必要に応じて部品を交換します。
これはリパックトナーの製造に欠かせない重要な工程です。カートリッジの状態を見極めて適切な部品を選びます。品質・コスト・環境への配慮を総合的に考えるため、現場で培われた経験とノウハウが欠かせません。

5.トナー充填|最適量を正確に充填

部品の組み換えを終えたカートリッジに、機種ごとに定められた種類・量のトナーを充填します。黒のトナーだけでも200種類以上を使い分けており、最適なトナーを1g単位で正確に投入します。

6.組み立て|スタッフの確かな技術で正確に組み立て

駒ヶ根工場でトナーの組み立てをしている写真

充填が完了したら、いよいよ組み立て工程です。これまで整えた部品を、高い技術を持つスタッフが正確かつ丁寧に組み上げていきます。
「ものづくりらしさ」を感じられる工程でもあり、完成したカートリッジは次の品質検査へ進みます。

7.品質検査|厳しい基準のチェックを徹底

駒ヶ根工場でトナーの印字検査のためプリントしている写真

組み立てを終えたカートリッジは、印字テストなどの品質検査へ進みます。
網目・白地・グレー・黒といった複数の印字パターンを用いて、印字ムラやかすれ、濃度のばらつきがないかを細かく確認します。

「白地の印刷?」と思われるかもしれませんが、このチェックでは意図しないトナーの付着がないかを検証し、「何も印刷しない」状態を正しく再現できているかを確かめます。お客様に安心してご利用いただけるよう、細部まで妥協のない検査を徹底しています。

8.梱包|梱包と同時に製品情報を反映

品質検査をクリアしたカートリッジは、梱包工程へと進みます。ここでは箱詰めと同時に、製品情報の登録も行われます。箱に印字されたQRコードを読み取ることで、製品情報がシステム上に反映されます。さらに、2025年3月生産分より順次お届けしている新しいリパックトナー個装箱にも注目です。

リパックトナー個装箱のリニューアルについて詳しくはこちら

リパックトナーの箱とリユーストナーのQRコードの位置

9.出荷|お客様のもとへお届け(サステナブルパートナープログラム)

梱包を終えたカートリッジはいよいよ出荷され、お客様のもとへ届けられます。
届いたリパックトナーのQRコードを読み取ることで、新たなサステナブルパートナープログラムのサイクルがスタートします。リパックトナーは、こうして循環していきます。

全工程を通じて目指すのは「安定した品質」と「お客様の安心」

リパックトナーは、「安心して使い続けられる価格」と「安定した品質」の両立を大切にしています。
その実現を支えているのが駒ヶ根工場です。工程ごとの効率化を図りつつ、必要な部分には手間を惜しまない工夫を重ね、リユース品の強みを最大限に活かしたものづくりを行っています。

さらにケイティケイでは、サステナブルパートナープログラムを通じ、循環型社会の実現に向けた歩みをこれからも着実に進めてまいります。

ケイティケイ株式会社

駒ヶ根工場

この記事の執筆者

リユーストナーカートリッジ(リパックトナー)の専用工場として、新機種開発から製造、品質管理、品質改良まで一貫して手がけています。1998年竣工の歴史ある工場で、長年にわたる信頼と実績を誇ります。