ワイパーブレードって何?トナーの部品と検査や印刷への影響を解説!

2025.07.31(最終更新日: 2025.12.19)

プリンター内部にはさまざまな部品が使われており、そのひとつが「ワイパーブレード」です。トナーカートリッジでは、このワイパーブレードの状態が、印刷品質に大きな影響を与えるため、丁寧な検査が欠かせません。

特にリユーストナーでは、部品を再利用するため、より精密な検査と管理が求められます。

本記事では、使用済みトナーカートリッジの部品を再利用して生産されるケイティケイのリユーストナー「リパックトナー」において行われているワイパーブレード検査を、写真とともにご紹介します。

ワイパーブレードとは?

ワイパーブレードは、トナーカートリッジ内部で重要な役割を果たす部品です。

トナーカートリッジ内には微細な粉末状のトナーが含まれています。

トナーは印刷に使用されますが、実は印刷途中で余りが出ます。この余りが「廃トナー」としてトナーカートリッジの廃トナーボックスに残ります。この廃トナーを集めて掃除をするのが、ワイパーブレードの仕事です。

ケイティケイのリパックトナー

図:レーザープリンターの印刷工程。トナーカートリッジ、感光体ドラム、転写ローラー、ワイパーブレードなど、各工程に重要な役割があります。

この働きは、車のワイパーと似ています。車のワイパーは、窓ガラスに付いた水滴をきれいに取り除く役割を果たしていますよね。ワイパーブレードも同様に、プリンター内部をきれいに保ち、正常に印刷が行えるようにするための役割を担っています。

ワイパーブレードの重要性と印刷への影響

ワイパーブレードは、わずかな傷でも印刷結果に大きな影響を与えるため、その状態には注意が必要です。

劣化すると、余分なトナーをきれいに取り除けなくなり、その結果、印刷時に用紙が黒ずむことや、不要な線が入ってしまうことがあります。

もし「印刷がうまくいかない」と感じた時、原因の一つとして、ワイパーブレードの劣化が考えられます。定期的にトナーカートリッジを交換し、印刷品質を保ちましょう。

ワイパーブレード検査のようすを写真で紹介

この章では、長野県駒ヶ根市にあるケイティケイ駒ヶ根工場で行われている、ワイパーブレードの検査工程をご紹介します。

リパックトナーの品質を確保するため、駒ヶ根工場では各部品の検査を丁寧に行っています。なかでも印刷品質に直結するワイパーブレードは、特に重要なチェックポイントのひとつです。

実際に撮影した写真とともに、検査のようすをご紹介します。

福祉施設の方が担うワイパーブレード検査のようす

駒ヶ根工場では、専用の検査機を使用して、ワイパーブレードに微細な傷や欠けがないかを1本ずつ確認しています。検査後は、10本ずつ緩衝材で丁寧に包み、次の工程へと送られます。

この工程は、地域の福祉施設の方々に担っていただいており、判定機により「OK」または「NG」の表示がされる仕組みです。NGと判定されたワイパーブレードは、有価物として適切に回収されるため、廃棄物削減につながっています。

ケイティケイのリパックトナーは、こうした丁寧な検査工程を含む複数の品質チェックを経て、お客様のお手元にお届けしています。

福祉施設とのかかわりについて詳しくはこちら

判定機を使ったワイパーブレード検査の写真

画像①判定機を使ってワイパーブレードの検査を実施。

判定機のOK判定の表示の写真

画像②判定機によるOK表示。肉眼では見えない傷も機械で厳密にチェック。

ワイパーブレードを拭く作業をしている写真

画像③OK判定が出たワイパーブレードを1本ずつ整える作業。

束ねられたワイパーブレードの写真

画像④ワイパーブレードを10本ずつ束ね、次の製造工程へ送ります。

様々な検査をクリアした安心の品質のリユーストナーをお届け

ワイパーブレードは、印刷品質に直結する重要な部品のひとつです。わずかな傷でもトナー除去が不十分となり、印字不良につながる可能性があります。

ケイティケイでは、ワイパーブレードをはじめ、トナーカートリッジ内部の部品について、厳しい基準のもとで検査を行っています。
環境への配慮と、安定した品質の両立を追求しながら、日々リパックトナーの生産に取り組んでいます。

ケイティケイ株式会社

駒ヶ根工場

この記事の執筆者

リユーストナーカートリッジ(リパックトナー)の専用工場として、新機種開発から製造、品質管理、品質改良まで一貫して手がけています。1998年竣工の歴史ある工場で、長年にわたる信頼と実績を誇ります。