作業用手袋のおすすめは?工場・倉庫・軽作業向けの選び方を解説

作業用手袋とは、現場の作業効率や安全性を高めるために欠かせない備品の一つです。
しかし、「どの手袋を選べばよいのかわからない」「用途に合っているのか判断できない」と悩むことも多いのではないでしょうか。
作業用手袋にはコーティングの範囲や機能、厚みなどさまざまな違いがあり、作業内容や使用環境によって適した製品が異なります。
この記事では、作業用手袋の選び方のポイントをわかりやすく解説し、業務別におすすめ商品をご紹介します。用途に合った製品を選びたい人は、ぜひ参考にしてください。
作業用手袋とは?メリットや用途を解説
作業用手袋とは、作業内容や使用環境に適した機能を持つ手袋のことです。現場の安全性や作業効率の向上につながるため、オフィスから倉庫・工場まで幅広い業務で活用されています。
導入する具体的なメリットや軍手との違いについて詳しくチェックしてみましょう。
作業環境を改善するメリット
作業用手袋の導入には、主に次のようなメリットがあります。
①作業効率の向上
グリップ力のある手袋を使用することで、少ない力で物を持ち上げやすくなり、荷扱いがスムーズに行えます。
②手指の保護
切り傷ややけど、手荒れなどから手指を守る役割があります。
③製品の保護
指紋や皮脂の付着を防ぎ、製品品質の維持にもつながります。
また、手にフィットするタイプは扱いやすく、通気性の良いタイプであれば蒸れにくいので作業に集中しやすいです。
軍手との違い
作業用手袋と軍手はどのような点で異なるのでしょうか。
次の表は、軍手と作業用手袋の機能面と作業適合性においての違いをまとめています。
| 種類 | 機能面 | 作業適合性 |
|---|---|---|
| 軍手 | 簡易的な滑り止め | さまざまな作業に使える |
| 作業用手袋 | 作業に合わせた機能がある | 特定の作業に特化した性能を持つ |
作業用手袋は、作業内容に応じた機能を兼ね備えているため、より効率的にそして安全に作業を進めることができ、パフォーマンスの最大化が期待できます。
そのため、扱う対象物や必要な強度などの用途に合う製品がきっと見つかるはずです。
作業用手袋を選ぶ際の基本ポイント
作業用手袋を選ぶ際は、コーティング範囲や機能、厚みなど複数の要素を確認する必要があります。
作業内容と使用環境を考慮しながら、適切な作業用手袋を選びましょう。
コーティングの範囲
コーティングの範囲は、グリップ力や通気性、防水性などに大きく影響する重要なポイントです。
作業用手袋のコーティングには、滑り止め機能のほかに柔軟性や防水性、耐油性などが備わっており、作業効率や快適性に大きく影響します。
主なタイプは次のとおりです。
- ノンコーティング
- 点状滑り止め
- 指先コーティング
- 背抜きコーティング
- ナックルコーティング
- バックコーティング
- オールコーティング
選ぶ際は、作業内容と使用環境を照らし合わせることが大切です。
作業用手袋のコーティング範囲は、グリップ力や通気性、防水性などに大きく影響する重要なポイントです。
【ノンコーティング】
コーティング加工が施されていないタイプです。表面はなめらかで、検品作業やインナー用途などで使用されます。
【点状滑り止め】
手のひらに点状の滑り止め加工が施されたタイプです。軍手によく見られ、簡易的な運搬作業などで用いられます。
【指先コーティング】
指先だけをコーティングしたタイプです。手の甲の通気性がよく、細かな作業や指先にグリップ力を要する作業に適しています。
【背抜きコーティング】
手のひら側をコーティングしたタイプです。グリップ力があり、手の甲の通気性にも優れているため、製造業や物流業など幅広いシーンで使われています。
【ナックルコーティング】
こぶし付近までコーティングされたタイプです。ニトリルでコーティングされた製品が多く、指全体が油などに浸かる作業に用いられます。
【バックコーティング】
手首付近までコーティングされたタイプです。防水性・耐油性があり、洗浄・清掃作業などで使用されます。
【オールコーティング】
手袋全体をコーティングしたタイプです。全長が長めで、水や油などの液体を取り扱う作業に適しています。
その他の機能性(耐油・耐切創・防水・タッチ対応など)
機能性は、作業を快適に進めるために重要な要素です。
作業用手袋にはさまざまな機能が備わっています。
作業用手袋を選びやすくするために、ここでは次のような機能についてまとめました。
- グリップ力
- タッチパネル操作
- 防水性
- 耐油性
- 耐切創性(たいせっそうせい)
作業内容と使用環境を考慮して、作業用手袋の機能を選びましょう。
【グリップ力】
グリップ力が高い手袋は滑りにくくしっかりとつかめるため、荷扱いなどの作業を安定して行えます。
細かい部品を扱う場合は、グリップ力に加え、フィット感の高い薄手タイプを選ぶと作業性が向上します。
【タッチパネル操作】
作業中にスマホやタブレットを使用する場合は、タッチパネル操作ができる手袋を選びましょう。効率低下や機器の落下を防ぎやすいです。
タッチ操作加工が施されているタイプや、指先だけ開くタイプがあるので、使いやすい製品を選びましょう。
【防水性】
清掃などの水に濡れる作業には防水性が適しています。
水の侵入を防ぐには手首よりも長いタイプを選び、お湯を使用する場合は耐熱温度を確認すると安全性を確保しやすいです。
【耐油性】
加工や組み立てなど、油が塗布された部品を扱う場合は、耐油性のある手袋を選びましょう。メンテナンスの手間を考慮して、使い切りタイプを選ぶ選択肢もあります。
油に浸かる部分によって、コーティング範囲を選ぶことも大切です。
【耐切創性(たいせっそうせい)】
刃物を扱う場合は、耐切創性(たいせっそうせい)のある手袋を選ぶと安全性を高められます。
耐切創性(たいせっそうせい)とは、刃物やガラス、金属片などの鋭い物で手指を切ってしまうことを防ぐ性能のことを言います。
さらに手指にフィットする手袋を選ぶことで、細かい作業もスムーズに行えるでしょう。
厚み
作業用手袋は厚みによって作業性や強度などに違いがあります。
まず、薄手の手袋は、手にフィットするので細かい作業がしやすいことがメリットです。インナーとしても使えるので、寒冷地や屋外での作業で重宝します。
ただし、薄い分、手指の保護機能は劣る傾向にあります。刃物や硬いものを扱う場合は、適切な厚みのある製品を選ぶと安全性が高まるでしょう。
厚手の手袋は丈夫で破れにくく、長く使いやすいです。刃物を扱う際や、防寒性を求める場合は厚手の手袋を選ぶとよいでしょう。
しかし、手指の感覚が鈍くなるので、細かい作業にはあまり向かない可能性があります。
普段は厚手を使い、細かい作業をする際は薄手に付け替えるなど、作業内容によって使い分けてみましょう。
伸縮性・サイズ
サイズや伸縮性は作業のしやすさに影響します。
サイズが合っていないと、事故や疲れやすくなる原因になりかねません。
指の長さと甲幅を事前に測り、製品のサイズ表を確認しましょう。手になじみ、緩すぎずきつすぎないサイズを目安にしてください。
伸縮性の高い素材の手袋なら、少し小さめを選ぶのがポイントです。
適切なサイズを選ぶことで、作業効率や安定感、安全性の向上につながります。
耐久性・メンテナンス
作業用手袋を長期使用する場合は、耐久性やメンテナンスについて把握することが大切です。
耐摩耗性の備わった手袋は、耐久性に優れている傾向があります。
また、洗濯表示に従ってお手入れをすることで、清潔感を保ちやすくなります。
ただ、汗や汚れなどによる劣化は避けられないので、用途や使用頻度に応じて、交換しやすい製品を選ぶことも一つの方法です。
グリップ力の低下や穴あきなど、買い替えの目安を事前に決めておくとスムーズです。
使用環境・作業内容を確認する
使用環境や作業内容を確認することで、コーティング範囲や必要な機能、厚み、フィット感が把握できます。
作業用手袋を選ぶときは、「どのような作業で使用するのか」と「どういった環境で使用するのか」を明確にしましょう。
- オフィス・軽作業:薄手でフィット感のあるタイプ
- 倉庫・物流・運搬作業:背抜きタイプやニトリルコーティング
- 組立・検品などの精密作業:薄手・スムス手袋
- 清掃・メンテナンス作業:耐水・耐油性のあるタイプ
このように、作業内容や使用環境を考慮して作業用手袋を選ぶことで、作業効率アップや手指と製品の保護につながります。
オフィス・軽作業におすすめの作業用手袋
オフィスや事務所内では、書類整理や備品の補充、荷物の移動などの軽作業が発生します。
そのため、指先を動かしやすい薄手タイプや、長時間着用しても蒸れにくい通気性のある手袋が適しています。
ミタニコーポレーション 3GRエムテック 209533 Mサイズ

軽くて耐久性があり、誰にでも扱いやすい
通気性があり、繰り返し洗って使えるので清潔を保ちやすいです。
ストレッチ性もあるのでフィットしやすく、細かい作業にも向いています。
軽くて耐久性があり、タッチパネル操作もできるので、荷物の運搬や棚卸しなどの軽作業におすすめです。
倉庫・工場でのピッキングや運搬におすすめの作業用手袋
倉庫や工場では、箱の持ち運びやピッキングなど、物をしっかりつかむ作業が多いです。
そのため、グリップ力があり、長時間作業でも疲れにくいフィット感と耐久性を備えた手袋が適しています。
TRUSCO 薄手ピッキング用手袋

素手のような感覚でピッキングの効率アップ
背抜きコーティングで蒸れにくい設計です。軽く柔軟で、着け心地がよいので、長時間のピッキング作業でも集中しやすいでしょう。
フィット感が高いので、細かい作業もスムーズに行えます。
ミタニコーポレーション パワーブラック10双入り 220229 Mサイズ

スムーズに荷扱いができる抜群のグリップ力
グリップ力が高く、フィット感もあるので荷扱いがスムーズに行える作業用手袋です。
蒸れにくい背抜きタイプなので、長時間作業でも集中しやすいでしょう。
また、耐摩耗性が備わっており、突き刺しにも強いニトリルゴムを使用しているため、長期的な使用もしやすいです。
ミタニコーポレーション CAIZER(カイザー)209728 Mサイズ

両面ともメッシュ加工で蒸れにくく快適
手のひら・手の甲ともにメッシュ加工が施されているので、蒸れにくく、快適に作業に取り組めます。
手のひらにはシリコン樹脂加工が施されており、荷物をしっかりつかみやすいのも特長です。
通気性を重視しながら、倉庫や工場での荷扱いをスムーズに行いたい場合に向いています。
組立・検品など細かい作業におすすめの作業用手袋
組立や検品では、部品をつまむ、ずれを確認するなど、指先の感覚が求められる場面が多いです。
そのため、薄手で手にフィットしやすく、必要に応じて軽いグリップ力も備えた手袋が向いています。
TRUSCO 組立検査用ニトリル手袋

薄く手にフィットするので細かい作業に使いやすい
薄手で強度が高いので、指先を使う作業でも破れにくく安心して使いやすいです。
使うほどにだんだんと柔らかくなり、より手になじみやすくなります。
手のひら部分にはニトリルゴムを使用しているので、機械油や摩耗にも強く、組立作業にうってつけです。
TRUSCO 簡易包装組立検査用ウレタンライト手袋

ホコリや糸くずが出にくく、製品を汚しにくい
長繊維を使用しており、ホコリや糸くずが出にくいので精密機器の組立やクリーンルームでの作業に適しています。
柔らかく、手にフィットするので細かい作業もしやすいです。
滑り止め機能が手のひらに施されているので、細かい部品などを扱う際にスムーズに作業を行えるでしょう。
ミタニコーポレーション エンジニアグローブ 184992 Mサイズ

工具をがっしり掴めるダイヤモンド形状のグリップ
ニトリルゴム製でグリップ力が高く、耐油性・耐薬性にも優れている丈夫な手袋です。
50枚入りの使い切りタイプなので、メンテナンスの手間もありません。
機械油が手に付着する自動車整備や工場作業、メンテナンス作業での使用が適しています。
ミタニコーポレーション 品質管理用手袋スムス マチナシ 210081 Mサイズ

吸汗性に優れた肌にやさしい綿100%手袋
綿100%の素材は吸汗性・通気性に優れ、快適な作業をサポートします。
品質管理・組立作業・精密作業に向いており、肌にやさしいのでインナーとしても使いやすいです。
清掃・メンテナンス作業におすすめの作業用手袋
清掃やメンテナンスでは、水や洗剤、油などに触れることがあり、手を保護しながら作業をすることが重要です。
そのため、耐水性や耐油性があり、用途によっては使い切りしやすいタイプを選ぶと使い勝手が良くなります。
TRUSCO 耐油ビニール手袋

袖口までしっかり守るシームレス手袋
長さがあるので水や油の侵入を防ぎやすいです。耐油性も備わっているので、油作業や機械工場での作業にも対応できるでしょう。
グリップ力もあるため、器具をしっかりと握りやすいです。
縫い目のない構造は手にフィットしやすく、長時間作業にも適しています。
エステー モデルローブNo.991 ニトリル使い切り手袋(粉なし) No.991 Mサイズ

着脱しやすい粉なしタイプでストレスフリー
耐薬性・耐油性に優れたニトリル製でフィット力のある手袋です。
使い切りタイプで破れにくいので、衛生的に使用できるでしょう。
着脱しやすい加工で、粉なしなのにストレスが少ないのがポイントです。
ショーワ ニトリストタッチ 100枚 No.882 Mサイズ

食品衛生法対応で厨房やキッチンの掃除にも使いやすい
食品衛生法に対応しているうえに、青色で視認性が高いので混入が気になる厨房やキッチンでも使いやすい手袋です。
薄手でぴったりと手にフィットし、指先に滑り止めが付いているので、細かい作業にも適しています。
作業用手袋は使用する環境と目的をはっきりさせて選ぼう
作業用手袋は、作業内容や使用環境に応じた機能を持つ手袋で、作業効率や安全性の向上に役立ちます。
コーティングや機能性、厚み、サイズなどを確認しながら、用途に合った製品を選ぶことが大切です。
- コーティング:グリップ力や通気性、防水性などを考慮して選ぶ
- 機能性:何に使うかを確認し、それに合わせた機能を選ぶ
- 厚み:作業性と強度、どちらを重視するかによって選ぶ
- 伸縮性・サイズ:手のサイズを測って選ぶ
- 耐久性・メンテナンス:耐摩耗性や使い切りタイプなど使用方法に合わせて選ぶ
現場に合った作業用手袋を取り入れて、よりスムーズで快適な作業環境づくりに役立ててみてください。

YORIDORI
メディア編集部
この記事の執筆者
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